こんにちは、もう少しCHOPについて。
おはようございます、こんにちは、こんばんは!!!
Hi, this is Mana from Oregon this time.
今、ワシントン州から車で3時間ほど走らせた、オレゴン州の山の中から記事を書いている。
川のせせらぎの音と、山小屋特有のちょっと古びたにおいに癒されています。サラサラ…
そんな今回は、まだ前回の投稿であげきれなかった写真が残っていたことに気が付いたので、そうした写真と共に、CHOP(CHAZという言葉の持つ、「シアトルから独立したい」みたいな意味合いをなくすために名前が変更されたみたいだ)の生の感じを、もう少し細かく残しておきたいなって思った。
6月20日、19歳の青年がCHOP内での発砲によって亡くなった。(私より3歳年下だ、もしこれが私だったら?なんて一瞬考えた。)
犯人は見つかっていない。
CHOP内は警察官の立ち入りは禁止されているから、駆けつけた警官は群衆によってCHOP内立ち入りを阻止されたみたい。ちなみに、警官が介入せずともCHOP内の救急隊が対応し、のちに病院に搬送されたが残念ながら亡くなってしまった、という話。
6月19日は、アメリカではJuneteenthといい、南北戦争の終結に伴う奴隷解放を祝う日。
その次の日に起こった悲しい事件だった。
この壁を見た友達は一言、
「このCHOPの活動は好きだけど、こういう極端な意見はどうかと思う(賛同できない)んだよね」
警察の組織を完全に廃止するという意見は今のところは少数派で、「警察がいない世界なんて想像できない・ありえない」っていう意見が大多数なんじゃないだろうか。
ちなみに、無償で衣服や食料が供給されるCHOPには、シアトル中のホームレスの人々が集まってくる。シアトルに10年以上住んでいた人曰く、ここのホームレスの人々が高い確率で精神に障害があり、大きな声で人を罵倒したり、靴下のまま雨の中を歩き回っているのはいつものことらしいのだ。私が平気な顔をしながら、内心はビクつきながらCHOPを歩いていたことは想像に難くないだろう。
シアトル(とその郊外)といえばマイクロソフトやアマゾンなど、ここ数十年で急成長した企業の本社が籍を置いていることで有名だ。その中で進むGentrification(街の高級化)は、若くて特殊なスキルのある人材以外の人々をそれまでの暮らしから追いやっていることは確かだということはCHOPでも確認できた。一方でそうした大企業がシアトルをクールでヒップでリッチな街にしていることは否定のしようがない。
これ以上写真を載せられないみたいだから、今日はここまで。
そういえば、先日の投稿を見たアメリカ人の大学の友達から連絡が来て、
「日本語読めないけど、それCHOPじゃん!俺たちそこにいた!」と、
どうやらCHOPの運営に少なからず関わっている様子。ということで、
- CHOPはいつまで続く?
- そもそもCHOPの物資はどこからきているの?
- この活動が大統領選挙にどんな影響を与えるのかな?
- 警察のファンドを減らして教育に出資したら街はもっと平和に、公平になる?
シアトルに帰ったら、こんなことを友人に訊いてみたいなって考えている。
参考など